赤と青の絶景!アドリア海の真珠と謳われるドゥブロヴニク旧市街

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「さあ、今日も世界遺産の時間がやってきましたよ!」
(#^.^#)「今日はクロアチア世界遺産ドゥブロヴニク旧市街や。アドリア海を挟んでイタリアと向き合うクロアチアドゥブロヴニクはあるんやで(^^♪」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「アドリア海の真珠と呼ばれる絶景の都市ですね!」
(#^.^#)「一周わずか2kmの城壁に囲まれた小さな都市なんやで。ここはヨーロッパと世界を結ぶ海の要衝で500年ほど前には今の姿になったんや♬」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「中心をまっすぐメインストリートが貫いてますね。その両側を赤い屋根の家々が埋め尽くしていますよ!」
(#^.^#)「ドゥブロヴニクは沿岸部に位置しているから海の青に赤い屋根の町はよく映えるな」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「まさに赤と青の絶景ですね!アドリア海の真珠と謳われるだけのことはありますよ!!」
(#^.^#)「ドゥブロヴニクは海に突き出した交易都市なんや。15世紀から16世紀にかけて外国との貿易で巨万の富を築いたんやで(^^♪」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「いくつもの島々が海に浮かぶクロアチアの海岸線は実に複雑ですね!その一角に一際赤い町並みのドゥブロヴニク…本当に綺麗です!!」
(#^.^#)「こんな言葉が残っているんや…『ドゥブロヴニクを見ずして天国を語るなかれ』。この美しい交易都市を象徴する言葉やな♬」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「その天国は海に突き出した天然の岩場の上にあるみたいですね!」
(#^.^#)「城壁の高さは最大で25mや。8世紀に建設が始まり16世紀には今の形になったんやで」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「空から見ると自然の地形に合わせて壁を築いたことがよく分かりますね!」
(#^.^#)「城壁の端にはがっしりとした要塞があるんや。海からやってくる敵に睨みを利かせていたんやで(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「その要塞に懐かれるように港がありますね!」

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(#^.^#)「かつてこの港には巨大な帆船が盛んに出入りしていたんや。それはイタリアの海洋国家ベネチアオスマン帝国などからやってきた交易船なんやで♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「ドゥブロヴニクはヨーロッパとアジアを結ぶ交易ルートの中継地点に位置していたのですね!」

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(#^.^#)「城壁は陸側にも続いているんや(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「壁の外は深く掘り下げられお堀になっていますね!」

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(#^.^#)「全周およそ2kmの城壁に囲まれたドゥブロヴニクは都市を丸ごと砦にすることで他国の侵略をはねつけ自治を保ったんやで♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「ここに住んでいる人の多くが貿易関係者みたいですね!」
(#^.^#)「彼らは月に1度選挙を行いドゥブロヴニクを統治する総督を選んだんや(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「次々と総督を変え権力を一人に集中させないことで独裁を防いだのですね!」

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(#^.^#)「ドゥブロヴニクには入り口が4ヶ所しかないんや。夜になると橋を跳ね上げ外から人が入って来られないようにしたんやで♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「こちらの門から入ると門を抜けた先にメインストリートが延びてますね!」

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(#^.^#)「門から港まではまっすぐな道で300mしかないんや。メインストリートに面したこの大きな建物は教会、通りの両側には交易品を扱う商店が軒を連ねていたんやで」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「入り口と窓が一体になってますね!」

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(#^.^#)「この形が典型的なスタイルなんやで(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「窓の下は陳列台になってますね。当時は金細工や毛皮、絹織物などが並んでいたみたいですよ!」

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(#^.^#)「大通りから一歩入るとそこにも細い道が整然と並んでいるんや。こうした町並みは16世紀までに整えられたんやで♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「道も周囲の建物の壁もすべて石ですね!」

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(#^.^#)「火事に備え石造りが義務付けられたんや(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「町の中は思っていたよりも起伏に富んでいますね!」

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(#^.^#)「狭い路地が続き、しかも階段だらけや。坂に沿って町が造られているんやで。町の始まりは意外なものなんや…小さな半島を大改造したんやで♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「どういうことですか?」

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(#^.^#)「海に突き出たドゥブロヴニクは一見すると平らに見えるんやが、地形は外側へ行くほど高くなっているんや(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「海側は中心部に比べかなり盛り上がっているんですね!」
(#^.^#)「山側も高くなっていて真ん中のメインストリートの辺りだけが低いんや。その理由はもともとの地形にあるんやで。かつての地形を目の当たりにできる場所が近くにあるんや♬」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「沿岸部に複雑な形の島が浮かんでいますね!」
(#^.^#)「はるか昔、クロアチアの沿岸部は山脈だったんや。それが海に沈み入り組んだ海岸線が生まれたんやで(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「ここには小さな入り江を懐いた小さな半島がいっぱいありますね!」

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(#^.^#)「近年の研究によるとこれがドゥブロヴニクの元の地形なんや。かつてのドゥブロヴニクにも陸から小さい半島が伸び間に入江があったんやで。7世紀頃、半島に町が出来てその後に人口が増えたため入り江を埋め立てたんや♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「入江だった場所がメインストリートになったのですね!」
(#^.^#)「だから中心部が低いんや。海側と山側は自然の地形をそのまま利用したため起伏に富んでいるんやで(^^♪」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「そしてここが城壁の上ですよ~!」
(#^.^#)「海からそそり立つ天然の岩場は守りを固めるのにぴったりなんや。だからその上に城壁を築いたんやで♬」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「それと比べると埋立地に通されたメインストリートはまっ平ですね!」
(#^.^#)「商店を規則正しく並べるのに最適なんや。半島を大改造して生まれたドゥブロヴニクのシンボルともいえるのがこのまん丸の建物なんやで(^^♪」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「これは…噴水ですね!」
(#^.^#)「せや。ここはかつて生活のための水場だったんや♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「でも、ここは海に突き出した岩場の上の都市ですよね…どうやって真水を手に入れたのですか?」

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(#^.^#)「ドゥブロヴニクの背後には山岳地帯が広がっているんや。水はここから運んだんやで…最大の水源がこの白くほとばしる川なんや(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「二つの流れが合流し一本の川になってますよ!」
(#^.^#)「山頂付近に降った雨が地下水となりこの辺りで地上に吹き出しているんやで」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「でも、ここかからドゥブロヴニクまではかなり距離がありますよ?」

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(#^.^#)「ここからだと12km離れているんや。少し分かりにくいんやが…川の左に道が続いているやろ?今は水がないんやが、これは15世紀の水路なんやで♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「川の水の一部がこの水路に流れ込むようにしたんですね!」
(#^.^#)「水路は地形に沿って緩やかに傾斜しながら山を下っているんや(^^♪」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「水路を支えた石組みが今も残ってますね。ここに水路の跡がありますよ!」
(#^.^#)「すでに土で埋まっているんやが、轍のようなモノがかつての水路なんや♬」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「ここを水が流れていたのですね。幅が30cmほどしかない手彫りの水路ですよ!」
(#^.^#)「全長が12kmに渡る水路は僅かに傾斜がつけられ、やがて山を回り込みドゥブロヴニクにまで水を運んだんや(^^♪」

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꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「水はひとまず城壁の一角にあるこの要塞に集められた後、町中の水路へ流されるのですね!」
(#^.^#)「水路の一本は壁に沿って伸びこの丸い噴水に水を送っているんやで。ドゥブロヴニクでは機能的な都市造りにふんだんに資金が投じられたんや。それを支えたのは交易だけではないんやで♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「小さな都市が栄えたもう一つの理由…それはなんですか?」
(#^.^#)「白い黄金や(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「塩ですね!」

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(#^.^#)「…(^^;し、白い黄金が莫大な富をもたらしたんや。それはドゥブロヴニクで最も重要な大聖堂に行けば分かるで。ここには人々が大切に守ってきた宝があるんや♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「扉の奥には黄金で装飾された宝物庫がありますね!」

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(#^.^#)「棚の一つ一つに収められているのは腕をかたどった入れ物や。中には聖遺物と呼ばれる宝が入っているんやで。聖遺物とはキリストや聖人の体の一部とされるものなんや(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「ものすごい高値で取り引きされていたんですよね!」

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(#^.^#)「ドゥブロヴニクはそれを数多く所有するんや。莫大な富を誇った証しやで。その財政を支えたものが35km離れたこの入り江の奥にあるんや♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「塩田ですね!」
(#^.^#)「その起源は古代ローマ時代まで遡れるんや。かつて金にも等しい価値があるとされ白い黄金と呼ばれていた塩やで(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「引き入れた海水を蒸発させて塩を取る伝統の手法が今も続いていますね!」

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(#^.^#)「塩田の背後の山には全長7kmもの城壁が張り巡らされているんや。14世紀にここを領地としたドゥブロヴニクが塩田を守るために築いたんやで。塩はドゥブロヴニクの最盛期、財源の優に1/3を占めていたんや♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「その塩を元手に交易を推し進め莫大な富を築いたのですね!」

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(#^.^#)「右手の建物は海外からの渡航者が多い交易都市ならではの場所なんや。感染症の侵入を防ぐ検疫所やで。17世紀の建物なんやが検疫自体は14世紀には行われていたんやで(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「当時はペストが最大の脅威だった頃ですね!」

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(#^.^#)「感染が疑われる渡航者はここで40日間も厳しく隔離されたんやで♬」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「早くから徹底した水際対策をとり市民の命を守っていたのですね!」
(#^.^#)「海に突き出した天然の岩場を活かした町造り、12kmもの大水路、そして交易都市には必要不可欠な検疫所。ドゥブロヴニクは都市の傑作として世界遺産になったんや(^^♪」
꒰⁎˃ᴗ˂⁎꒱「アドリア海の陽光は今日も赤い屋根を輝かせていますね!」

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